ここは架空の国、財務王国。
勘定科目たちは、各自の役割と特性を活かして、国のバランス(B/S)と秩序を保っている。
しかし、突如として「借入金」が権力を握るための反乱を起こし、財務王国は大混乱に陥る。
この物語の主人公「売上高」は仲間の勘定科目とともに、世界を救う大冒険の旅に出る。
といった感じで、勘定科目を擬人化してみました。
売上高
財務王国の若き女戦士。収益族の数少ない生き残り。
損益計算書において、最上位に位置する実力の持ち主。
収益族に伝わる秘術「勘定魔法(アカウンティング・マジック)」を使うことができる。
周囲からは「売上はすべてを癒す」と言われている。
勘定魔法(アカウンティング・マジック)の効果
①光の創造
光エネルギー(資産)を集め、その場に豊かな繁栄をもたらす。不毛の地に生命を吹き込み、作物や木々を育てることができる。
②闇の浄化
闇エネルギー(負債)を浄化し、悪影響を取り除く。病気や呪いを癒すことができる。
③光と闇の均衡
光と闇のエネルギーを適切にバランスさせ、安定した状態を作り出す。経済的格差や社会的不均衡を解消できる。
雑収入
売上高の従者で、同じく収益族。
売上高とは深い信頼関係があり、彼女の命令ならば何でも守り抜く決意を持っている。
スクラップや壊れた道具を集め、巧みに修理して再利用可能な商品に変える才能を持っている。(資産売却益)
幼いころから外国の商人と接触する機会が多かったため、貿易で利益を出すのが得意。(為替差益)
借入金
突如として財務王国に反乱を起こす。
冷静で計算高く、目的を達成するためなら手段を選ばない。
しかし、その一方で、契約や約束を重んじ、一度交わした契約には厳格に従う正直さも持ち合わせている。
闇の魔法を使いこなし、この魔法により他者を経済的に束縛し、自らの支配下に置くことができる。
また、「借入金」が生きている限り、闇エネルギーの魔物「支払利息」を生み、対象に永続的な負担を強いることができる。
支払利息
借入金が生み出す魔物。
その時の基準金利により、体の大きさが変化する。
対象に対して経済的な負担を課すだけでなく、その精神にも影響を及ぼす能力を持つ。
対象の不安や恐怖を糧とし、それを利用して自らの存在を強化する。
減価償却費
借入金の手下。
体から絶えず資産の価値を削ぐ腐食の粉を放出している。
また、触れた物の時間を超加速させることで、資産価値を減少させる能力を持つ。
物質的なものだけでなく、信念や希望といった無形の価値(無形固定資産)にも影響を及ぼすことができる。