freeeのリニューアル。ミニマムプランからひとり法人プランへの変更は大改悪!

絵描きの悲しい画像

2024年7月からfreeeの法人向けのプランが大幅改悪になります。

特に今まで「ミニマムプラン」を使用していた小規模事業のみなさまの多くは「ひとり法人プラン」への変更となりますが、このプランがひどい!

具体的な変更点をまとめると、

  1. とりあえず料金を月1,000円高くします。
  2. そのうえで、メンバーを追加できないようにします。(自分しかfreeeを見れない)
  3. もしメンバー追加するなら、さらに料金を月1,000円高くします
  4. おまけで、部門の数も2つまでしか作れないようにします。

というものです。

今回はこの大幅改悪について、なぜ私がこんなに怒っているのか?またfreeeの大幅改悪の意図について、書いていきたいと思います。

私がfreeeに怒っている理由

税理士がfreeeに入れない

マネーフォワードをこよなく愛する税理士の私としても、お客様のご要望があれば、freeeを導入しています。

その際には、お客様に「メンバー招待」をしていただき、freeeを見に行かせてもらっています。

プラン変更後、「ひとり法人プラン」をした場合は、メンバー招待ができなくなり、税理士が見に行けなくなります。

料金が値上げされているにもかかわらず、です。

当然見に行けないと困るので、メンバー追加をするために、お客さんにさらに課金をしていただくことになります。

認定アドバイザーにならせようという圧力

実はメンバー招待をせずに、税理士がfreeeを見に行く方法があります。

それが、「税理士招待」機能です。

上図のように、「税理士招待」なら、メンバー追加の課金は必要ありません。

※認定アドバイザーとは、freeeに課金して試験を受けることで、認定証をもらった税理士のことです。

認定アドバイザーを否定する気はもちろんありません。

ですが、このような半強制的に認定アドバイザーになるように圧をかけてくる、freeeの商売の仕方が気に入らないのです。

freee大幅改悪の意図を推察。マネーフォワードを意識?

大幅改悪の意図としては、マネーフォワードを意識していると思われます。

というのも、今回の改定の唯一の改善点として、「給与計算ソフト」が使用できるようになったからです。(といっても1人分しか計算できませんが。)

マネーフォワードの一番低いグレードのプラン「スモールビジネスプラン」では「給与計算ソフト」が追加料金なしで使えます。(なんと3人まで!)

給与計算ができるから、という理由でマネーフォワードを選択される方もいますので、ここの差を消しに行ったのかなと思いました。

またfreeeの「ひとり法人プラン」の基本料金は、マネーフォワードの「スモールビジネス」と全く同じで月2,980円(年払い時)となっています。

ここからもマネーフォワードへの対抗意識が見て取れます。

freee株式会社は、従業員数や時価総額ともに株式会社マネーフォワードに大きく遅れをとっています。

おそらくクラウド会計業界のトップの座を奪取するために、必死なのでしょう。

でもこんな改悪じゃあ、ユーザー離れてしまいませんか?freeeさん。

結論:マネーフォワードクラウドは最高!

私としては、このような大改悪をしてしまう会計ソフトをお客様に導入するのは抵抗があります。

ですので、これからもマネーフォワードクラウドの導入に力を入れていきたいと思います。

マネーフォワードーーーー最高!!!